CASE STUDY


ClassPassがオーディエンス連携で広告のROIを改善
2% TikTokにおけるコンバージョン率の上昇

課題


ClassPass は新規獲得目標達成のために、マーケティング費用とライフサイクルメッセージング戦略の最適化を検討していました。

戦略


ClassPassは、Brazeのオーディエンス連携を使用して、Facebook、Google、TikTokの3つの主要なソーシャルメディアプラットフォームの有料広告のオーディエンスターゲティングを動的に調整しました。

結果


Brazeのオーディエンス連携は、TikTokのコンバージョン率を2%向上させ、マーケティングチームの作業時間をソーシャルチャンネルごとに月2時間(月合計6時間)削減することで業務効率を向上させました。

ClassPassは、ClassPassパートナー(ジム、ヨガスタジオなど)の予約に必要なクレジットを毎月ユーザーに提供する、フィットネスとウェルネスのサブスクリプションサービスです。2013年のサービス開始以来、ClassPassは世界最高峰のクラスや体験を1つのアプリに集約することで、フィットネス・ウェルネス業界に革命を起こし、ユーザーはそれぞれの好みやライフスタイルに最適なヘルス&ウェルネス・ルーティンをカスタマイズできるようになりました。

彼らのミッションはシンプルで、魂を育む体験を紹介しつなげることで、人々が刺激的な毎日を送れるようにすることです。高強度インターバルトレーニング(HIIT)クラスで汗を流したい人も、マッサージで体をほぐしたい人も、自宅でヨガクラスをストリーミングしたい人も、ClassPassを使えば簡単に健康とウェルネスを優先させることができます。

ClassPassは、フィットネス、ウェルネス、健康の目標を達成するための素晴らしい方法として、消費者に自社製品を利用してもらいたいと考えています。パーソナライズされたメッセージやレコメンデーションを通じて、同社はユーザーがClassPassネットワーク内の様々なアクティビティや素晴らしいパートナーを探索し、お気に入りを予約し続け、新しいアクティビティを体験することを奨励しています。

企業目標を達成するためのメッセージング効果の最大化

ClassPassのマーケティングチームは、戦略的な顧客獲得、再活性化、リテンションを常に優先しており、目標達成のためにBrazeを活用しています。Brazeは、高度にターゲット化され、パーソナライズされたクロスチャネルキャンペーンとユーザージャーニーフローを構築し、最適なタイミングで最適なユーザーに最適なチャネルを通じて最も適切なメッセージを送るためのプラットフォームを提供しています。どのキャンペーンやコンテンツが最もインパクトを与えるかを理解するために、チームは継続的にさまざまなA/Bテストや多変量テストを実施し、効果的なものを反復・拡大しています。パーソナライゼーションが成功の鍵であることが証明されています。最もインパクトのあるメッセージやレコメンデーションは、各ユーザーに最も関連性の高いものです。その結果、ClassPassは消費者との関係を拡大し、製品体験を向上させることができているのです。

マーケティングイニシアティブをサポートするために、ClassPassの開発者はデータをBrazeにフィードする堅牢なアーキテクチャを構築し、マーケティング内のライフサイクルチームが管理するEメールプッシュ通知、SMS、アプリ内メッセージにおけるオーディエンスのセグメンテーションとカスタマイズされたコンテンツの配信を可能にしました。Brazeのオーディエンス連携により、同じくマーケティングに所属する新規獲得チームも、このデータとBrazeプラットフォームの洗練されたツールを活用して、彼らが監督する有料ソーシャルチャンネルのパフォーマンスを最適化し、プロセスを自動化できるようになりました。

Brazeのオーディエンス連携を使い始める前は、新規獲得チームは毎週、広告オーディエンスターゲティングのために静的リストを作成して各ソーシャルメディアプラットフォームにインポートする必要がありました。Brazeによる自動化によって、チームの作業負荷が軽減され、業務効率が改善されただけでなく、リアルタイムで同期される最新のデータによってSNS広告のターゲティングの精度が向上しました。コンバージョン率の向上がその証拠です。

さらにBrazeのオーディエンス連携のプロジェクトは、ClassPassの中でマーケティングの下にあるライフサイクルと新規獲得のサブチームを統合し、部門を超えた大きな取り組みとなっています。各チームはパートナーシップを組み、新しいユースケースを整理しキャンペーンを戦略、計画、実行し、パフォーマンスをモニターしその結果に基づいてマーケティングプログラムを調整します。

このキャンペーンで、ClassPassはBrazeのオーディエンス連携を採用し、Facebook、Google、TikTokのSNS広告でリードをターゲットにした動的リストを作成しました。ClassPassは、Braze キャンバスフローを通じてアクションベースのカスタマージャーニーを設定し、ユーザーがこれらの有料SNS広告との関連性がなくなるようなアクションを実行したときに始動するようにしました。例えば、広告のゴールは新規顧客の獲得であるため、ユーザーがメンバーシップに登録すると、そのイベントがきっかけでフローに入り、そのユーザーはSNS広告から自動的に除外されます。こうすることで、広告費の無駄遣いを防ぎ、アクティブな会員をターゲットに、その人に合ったメッセー ジを送ることができるようになります。

Brazeのオーディエンス連携は、マーケティングチームがコンバージョン率と獲得単価の目標を達成するのに役立っています。


ジェーン・サルピーター 氏
ClassPass シニアライフサイクルプログラムマネージャー

ClassPass の成果: 時間を節約し、収益を上げる

データを活用してより効果的な有料広告を作成し、顧客ライフサイクル全体を通してより良いメッセージを発信することで、ClassPassのマーケティングチームは毎月6時間の時間を確保し、TikTokでのコンバージョン率が2%上昇しました。

2% TikTokにおけるコンバージョン率の上昇
2時間 ソーシャルチャネルごとに1ヶ月に節約できる作業時間

まとめ

  1. Eメールやプッシュ通知のようなオウンドメッセージチャネルと、SNS広告のようなペイドチャネルは、バラバラに存在すべきではありません。ClassPassは、Eメール、プッシュ通知、SMS、アプリ内メッセージ、Webhooksのために、Brazeのデータを使って強固なセグメンテーションとパーソナライゼーションを行いますが、Braze オーディエンス連携を使うことで、そのデータをSNS広告にも簡単に活用できるようになり、パフォーマンスと広告費を最適化することができました。

  2. 効率的なプロセスは成功するプロセスです。オーディエンス連携は、ClassPassがリアルタイムでターゲティング広告に社内データを活用して業務効率を改善するとともにキャンペーンをよりシームレスに更新されることよって好結果をもたらしました。