目標
HBO Maxは、『ファンタスティック・ビースト』第3弾の公開に際し、「魔法ワールド(Wizarding World)」向け特製コンテンツを使って、サブスクリプション加入者増加を狙いました。
HBO Maxは、『ファンタスティック・ビースト』第3弾の公開に際し、「魔法ワールド(Wizarding World)」向け特製コンテンツを使って、サブスクリプション加入者増加を狙いました。
彼らはSimple Surveyテンプレートのアプリ内メッセージを使い、ゼロパーティの顧客データに基づいて収集された推奨コンテンツを提供しました。
このキャンペーンにより、推奨タイトルの視聴率とセッション開始数を、それぞれ3.36%と3.12%上昇させ(コントロールグループ比)、アプリ内メッセージへのクリック率をベンチマーク比の6倍(600%)まで高めるに至りました。
Warner Bros. Discoveryファミリーに属するHBO Maxは、ストーリーテリングを活動の中心に据え、消費者向け直販ストリーミング・プラットフォームを提供しています。ハイクラスエンターテイメントの多彩なコンテンツを持ち、価値ある印象的な方法でユーザーを惹きつけています。常に進化を続ける同社のカスタマーエンゲージメント戦略には、高度にパーソナライズされた推奨リストや、ユーザーを楽しませながらゼロパーティデータを収集できるクイズまで、あらゆるものが含まれています。
HBO Maxは、映画『ファンタスティック・ビースト』の次回作の話題作りとプレミア配信のプロモーションに際して、視聴者の嗜好や履歴をもとにカスタマイズされたアンケートを作成しました。
HBO Maxチームは、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のプレミア配信に向けて、期待と関心を高めるため、魔法ワールド(Wizarding World)のファンを盛り上げたいと考えました。そこで、ハリー・ポッターファンに着目し、「あなたのホグワーツ寮は何ですか?」というアンケートを中心としたキャンペーンを展開しました。これは、ファンがSimple Surveyのアプリ内メッセージを介して、自分のホグワーツ寮を選択するもので、有意義なゼロパーティデータ収集戦略が簡単に実施できます。ユーザーが寮を選ぶと、カスタマージャーニーオーケストレーションツールであるBrazeキャンバスを介してパーソナライズされたメッセージングフローが起動します。ユーザーがアカウントのプライマリープロファイルで、メール受信を許可している場合は、すぐにメールが届きます。この2つの条件に当てはまらないケースでは、プッシュ通知が届きます(オプトインしている場合)。
そのメールやプッシュ通知には、該当する寮の選択が何を象徴するのかの詳しい説明と、HBO MaxとNifty Imagesのパートナーシップによるギフトとして、寮の紋章にユーザーの名前が埋め込まれた画像が加えられました。メッセージには、ユーザーの選択に基づいて厳選された5本の作品がおすすめされ、それらが選ばれた理由がホグワーツ寮の特徴をもとに説明されています。おすすめ作品をすぐにHBO Maxのコンテンツリストに追加できるオプションも提供され、ディープリンクを利用した、より長く詳細なおすすめリストを表示するスポットライトページも含まれています。Braze のSimple Surveyで作成したアプリ内メッセージを使うことで、対応するメールやプッシュ通知がリアルタイムに実行できたのです。
また、アプリ内アンケートでは“Choose for me”というおまかせオプションも提供され、キャンバスがランダムに寮を選び、それに対応したコンテンツが表示されるという、さらに魔法がかった仕組みも用意されました。
キャンペーンの大成功を受けて、HBO Maxチームは今後、同じようにファンの多い別の作品でも再びこの戦略を採用する計画です。
ファンの嗜好に合わせたエンゲージで、HBO Maxはキャンペーンで提供したおすすめ作品の視聴率を3.36%、セッション開始数を3.12%、アプリ内メッセージへのクリック率を600%まで増やすことに成功しました。
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