課題
当初、トリビューではリピート顧客の数がやや少ないことがわかり、中長期の売上を考えると、継続利用してくれる人を増やす環境が必要でそのためには顧客を理解した、エンゲージメント施策が必要だと考えました。しかし、従来ツールでは、アプリでのプッシュ通知とポップアップ、ターゲットのオーディエンスに対してその都度配信するくらいしか出来ず、シナリオに合わせたコミュニケーション施策を実行することができませんでした。またリアルタイムのアクションをトリガーとしたコミュニケーションも困難という現状がありました。
戦略
まず、顧客を理解するためには、マルチチャネルを一元管理し、一つのツールの中で効果などを見られる状況を作ることが必要だと考えました。そして、ログデータをベースにしたユーザー様の行動データで仮説を組み立てていく定量的なやり方や、アンケート・インタビューなどによるユーザー様の意見や考え方の定性的な調査を組み合わせ、Brazeを活用し仮説が正しいかどうかの検証を繰り返すことを実践しました。
成果
トリビューは、リピーターよりも新規顧客獲得中心のコミュニケーションを取っていましたが、Brazeを導入し、カスタマーエンゲージメントやCRMを重視することで、リピーターの数は280%増加しました。また、リアルタイムのアクションベース施策によって、従来行っていた全体での配信を行うのではなく、アクションベースのコミュニケーションに変えたことで、配信数のボリュームを従来の4%ほどに絞ることができたのに対し、口コミは25%増やすことに成功しました。