SUMMER2022_Product_Release

製品リリース


2022年夏製品リリース:セグメンテーション機能の強化、柔軟なワークフローツール、SDKの強化

Team Braze 作成者: Team Braze 2022/09/14

信じ難いことに、2022年も半分以上が過ぎました。時が経つのは早いもので、冬のホリデーシーズンもあっという間に到来することでしょう。実際、すでに多くのカスタマーエンゲージメント部門が、2022年のホリデーシーズンに向けてマーケティング戦略の土台作りに着手しています。休息や一息つける時間を楽しんでいるところかもしれませんが、ホリデーシーズンに向けて本格的に動き出す時期も遠くはありません。

2022年夏にリリースされたBraze製品は、高速かつ柔軟なワークフロー設計を可能にするツール、新しくリリースされたBraze SDKや既存 SDKの強化、AIベースのセグメンテーション機能拡張が含まれ、まさにホリデーシーズンに向けたマーケティング活動を支援するように設計されています。この時期から既存のカスタマーエンゲージメントツールにこれらの新機能を追加しておくことによって、本年度の残りの期間を成功に導くことができ、また繁忙期にも自信を持ってマーケティング活動に取り組むことができるでしょう。

(より多くの情報を収集したい場合は、先日リリースされたBrazeの次世代ジャーニーオーケストレーションツール「Braze Canvas Flow」をご覧ください。Braze Canvas Flowをご利用いただくことで、さまざまなブランドが一貫性のある顧客の状態に応じたパーソナライズされた顧客体験を提供できるようにご支援します。)

強化されたオーディエンス作成機能

現代の消費者が期待している、個人にとって極めて関連性の高い、パーソナライズされた体験を実現するためには、オーディエンスだけでなく、その要望やニーズも把握する必要があります。今回のリリースでは、セグメンテーション機能とターゲティング機能が強化され、キャンペーンに最適なオーディエンスを作成することが今まで以上に容易になりました。

最大60日間の予測期間のデータに基づき、より多くの顧客をターゲティング

    2020年、Brazeは「Braze Predictive Suite」製品群を発表し、マーケターがオーディエンスをセグメント化し、アプリのアンインストールや購入といった予測される顧客の成果に基づいたメッセージのカスタマイズを実現できるようにしました。 Braze Predictive Suiteが採用するコード不要の機械学習モデルは、ブランド独自のビジネス目標に対応するために簡単にカスタマイズすることができます。今回のリリースでは、本機能の予測期間が最大60日に延長され、今までよりも細かく予測時間枠を制御できるようになったほか、より多くの顧客に積極的にアプローチできるようになりました。例えば、フィットネスブランドのマーケティング担当者であれば、今後30日以内に講座を申し込む可能性が最も低い顧客群を予測して、そのような顧客の共通点を確認し、今後の講座予約を促進するためのキャンペーンを作成することができるようになります。

    セグメントエクステンションの機能強化によりさらに精緻なオーディエンス設定

    コード不要のフィルタリングオプションが拡張され、より詳細な顧客セグメントを構築することが可能になりました。また、この機能の参照期間が延長され、過去2年以内に特定のアクションを実行した顧客を対象とすることが可能になりました。ブランドは、新たなメッセージエンゲージメントイベントを使用して、各種チャネルにおけるコンテンツの受信、開封、クリックに基づき、ユーザーをセグメント化することができます。さらに、イベントプロパティを追加することで、シンプルなAND/OR演算子を使って、適切なオーディエンスに効率的にリーチすることができます。

    1回のAPIコールで、新規ユーザーを複数の電子メール/SMS購読者グループに追加可能

    新規ユーザーの作成と追加を1回のリクエストにまとめた新たなAPIエンドポイントがリリースされました。これにより顧客を電子メール/SMS購読者グループに追加する際に、より効率的に購読者グループを設定することが可能になります。今回のリリースでは、1回のAPIコールで、複数の顧客の複数の購読者グループステータスを設定できるようになりました。

    迅速かつ柔軟なキャンペーンツール

    ホリデーシーズンや年末が近づくと、多くのマーケティング活動が拡大されるため、業務の負担が増えるだけでなく、課題も大きくなることが一般的です。2022年の残り数か月に向けて、進化したキャンペーンワークフローをご活用ください。

    新たに加わったAIコピーライティングアシスタント機能

    多数のマーケティングメッセージを作成しているマーケターにとって、アイデアの行き詰りは本当に悩ましいものです。新たなAIコピーライティングアシスタント機能は、入力された単語やフレーズを基に、説得力のあるマーケティングメッセージを自動生成して、マーケターのブレインストーミングを支援します。この機能によって生成されたマーケティングコピーとマーケターが自身で作成したコピーとの間でA/Bテストを行い、どちらのアイデアがより成果をもたらすか判断することができます。

    ドラッグ&ドロップメールエディタの進化によりメール作成を効率化

    ファイルサイズの縮小、編集の高速化、簡単なソーシャルアイコン作成など使い勝手が改善されたBrazeのドラッグ&ドロップメールエディタを使い、メール作成の柔軟性、スピード、環境を向上させましょう。

    新たに加わったコンテンツブロック用ドラッグ&ドロップ機能により洗練されたメール作成を支援

    ライブラリに保存されたコンテンツブロックをドラッグ&ドロップで簡単にローカルのメールテンプレートへコピーして編集することが可能です。この機能を利用すれば、魅力的でパーソナライズされたメールを迅速にデザインすることができます。

    メールダッシュボードのフィルターを利用して成功指標を測定

    ドリルダウン機能を使用して、メールプログラムの状況を詳細に把握します。メールのパフォーマンスダッシュボードのデータは、タグ、キャンペーン、Canvas Flowごとに細分化することができます。

    メッセージアーカイブ機能により業界規制に準処

    今回のアップデートでは、すべてのメール、SMS、プッシュ通知の完全なコピーをAmazon S3バケットにプログラムで保存するメッセージアーカイブ機能が追加されました。これにより、ブランドが顧客体験の問い合わせに対応したり、業界特有の規制に準拠できるようにご支援します。

    開発者向け:新しいSDKリリースおよび既存SDKの強化

    春のリリースでは、Brazeを利用している開発者の皆様により優れたツールやサポートを提供するため、開発者コミュニティに改めて焦点を当てたことをお伝えしました。今後もシーズンごとの製品リリースを通じて、以下のBraze SDKのアップデートなど、適切な新機能を共有していく予定です。

    Braze SDKは、顧客エンゲージメントの原動力として、ブランドがすぐに使用できる顧客データをリアルタイムに収集し、モバイルチャネルやWebチャネルにパーソナライズされた適切なメッセージを配信することを可能にします。Brazeは、新機能の追加、提供する製品やサービスの拡大、最高の開発体験を提供することを目指して、一連のSDKを継続的に改善しています。

    Braze React Native SDKに新規Expoプラグインを容易に統合

    Expoとは、React Nativeを使ったアプリを構築するための一般的なフレームワークです。Brazeが新たに提供するExpoプラグインを利用すれば、望ましいExpoワークフローから「逸脱」することなく、ネイティブコードの作成を削減して、今までよりも簡単にBraze React Native SDKを統合できるようになります。React Nativeに関するドキュメントには、この機能に関する必要な情報がすべて詳述されています。

    新たなBraze Swift SDKへの移行

    今年4月、Brazeはより高性能で、開発者にとって使いやすいSwift SDKを新たにリリースしたことを発表しました。今後、iOSキャンペーン向けのすべての新機能(新たなコード不要のクリックアクション機能等)は、この新たなSwift SDKに移行したお客様のみがご利用いただけます。今回のリリースでは、Swiftプロジェクトにおける依存関係の管理をサポートするため、Braze Swift SDKにCocoapods対応を追加しました。また、Swift SDKでコンテンツカードを使えるようにしました。Swift SDKへの移行の詳細については、Swift SDK GitHubレポジトリをご覧ください。

    最後に

    2022年のホリデーシーズンに向け、既存のカスタマーエンゲージメント機能を活用しきれているか確認してみてください。Brazeは、マーケターの取り組みを加速化、簡素化、効率化するためにすぐに活用できる機能を数多くご用意しております。今の時期からこれらの機能を導入し今後のマーケティング活動の成果に繋がることを願っています。


    Team Braze

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