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City × City Japan 基調講演レポート:クリエイティビティを解放し、生産性を向上する最新のテクノロジー

Team Braze 作成者: Team Braze 2023/08/21

2023年7月12日、Braze主催、日本最大級のマーケティングイベントであるCity × City Japanが開催されました。猛暑のなか、多くの方に来場いただき、基調講演からユーザーセッション、パートナーセッションと幅広い内容をお届けしました。

ビルの基調講演につづき、BrazeのCTOで共同創業者でもあるジョン・ハイマンによる「クリエイティビティを解放し、生産性を向上する最新のテクノロジー」の前半部分について講演した内容をレポートしたいと思います。


ジョンは、まず流暢な日本語で挨拶をし、Brazeでの役割や、昨年に引き続き、この日本でのグローバルイベントへ参加するために来日したことを述べ、マーケター向けの最新テクノロジーについて話し始めました。

ジョンは、Brazeの焦点がカスタマーエンゲージメントの向上にあることを強調し、新機能や投資について触れました。具体的な機能強化についても説明し、Eメールのレピュテーション管理によって、効果的なメール戦略をより効率的に管理することができたり、iOSのLIVEアクティビティのサポートなどについても言及しました。さらに、オーディエンス連携による広告関連での顧客サポートや広告展開の効率化、AIと機械学習についても述べました。

最先端テクノロジーによるクリエイティビティの解放



Sage AIの活用によりビジネス成果を創出

続いて、ビルからアナウンスがあったSage AI by Brazeについての詳細の話に移りました。Sage AIは、マーケターに信頼性のあるアドバイザーとして機能し、意思決定をサポートし、顧客体験を最適化する能力を持っていると述べます。

Sage AIを活用した顧客事例として、フィットネス業界やピザハットの成功事例が紹介されました。他のキャンペーンと比べて3.75倍コンバージョンのレートが上がったことや、Eメールのキャンペーンでの収益が21%改善したことが紹介されました。

このツールは、ターゲットの特定やコンバージョン率の向上、コスト削減、プロダクトレコメンデーションなど多岐にわたる機能があります。

ここからSageAIの主要な機能を紹介します。


Predictive Suite (予測スイート)

Sage AIには予測スイートがあり、購買や解約、コンバージョンの傾向を予測することができます。カスタムなMLツールであり、何らかのアクションを実行する可能性が最も高い顧客を特定し、ターゲットを絞り、エンゲージメントを高めることができます。


Winning Variant (勝利パターン)

最初の A/B/n テストで最も多くのコンバージョンをもたらしたキャンペーンパターンを、残りの顧客に自動的に送信することで、キャンペーンのコンバージョンを最適化します

Personalized Variant(パーソナライズバリアント)

各顧客の独自の好み、属性、行動に基づいて、その個人がコンバージョンする可能性が最も高いキャンペーンパターンを各人に送信することで、コンバージョンを最大化します。

Winning Path(成功パス)

自動化された意思決定により、コンテンツ、チャネル、タイミングなどを最適化し、最も多くのコンバージョンを促進するジャーニーパスに顧客を導きます。

これらの機能や自動化された意思決定を活用してマーケティングキャンペーンの効果を最適化できます。AIを活用したABテスト結果の予測、生成AIやコピーライティングツールを使用してメッセージコピーの効果を予測する機能も追加されました。

またBrazeの主要製品のひとつ、Canvasもアップデートされ、コラボレーションやテストを効率化し、コメント機能や承認ワークロードが追加されました。

クラウドデータ取り込み機能(Cloud Data Ingestion)においても連携先が強化され、データウェアハウスと連携が可能となります。SnowflakeやGoogle、BigQuery、Amazon Redshft、DataBricksに連携することができるようになりました。



これらの新機能により、マーケターは効率的なプロセスやデータ活用を通じて顧客体験の向上を図ることができると説明しました。

最後に、ジョンは日本向けのアップデートとして、LINEメッセージ配信のネイティブ対応を計画していると述べました。

BrazeのCanvas上でLINEメッセージを選択し、作成するためのツールを提供する予定であり、開発中の機能について、いくつかの画面のデザインモックを見せながら説明しました。最後に、「特に、カルーセルタイプのメッセージは日本でよく使われていると聞いていますので、優先度を上げて実現したい」という言葉で締めくくりました。


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