クリエイティビティとテクノロジーの融合で顧客とブランドの結びつきを強化する Braze は社員の多様性とその結びつきが生み出す価値に注目しています。本記事では日本で ELLE@Braze のリーダーの太田潤子さんにお話しをお伺いしました。
Braze の CSR の取り組みと ELLE@Braze について教えてください。
Braze は DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)をとても大切にしており、性別や年齢、出生やお互いが持つ価値観などを認め合い、一人ひとりが最大限に能力を発揮できる取り組みを推進しています。
社内では様々なワーキンググループがあり、Black@Braze、Asian@Brazeなど、それぞれの国や地域、独自の課題に根差した取り組みがあります。日本では女性の社会進出を後押しする仕組みや制度の理解を深め、個人の気づきを支援し、その後行動の後押しをする取り組みとして ELLE@braze を推進しています。
ELLEはEngage(エンゲージ)、Learn(学ぶ)、Lead(主導する)、Enpower(支援する)の頭文字から構成されています。今年も国際女性デーにあわせ、Brazeを活用する女性マーケターを中心にお集まりいただき、女性活躍をテーマに会社の制度や個人のキャリアや生き方など幅広いテーマでディスカッションが行われました。
ディスカッションで語られたことを具体的に教えてください。
前半は女性が働きやすい職場づくりを支援するための各社の仕組みや制度について、後半は個人の生き方やキャリアについて議論が行われました。どの企業も人材不足や採用難、家庭と育児、そして介護との両立を支援する企業が増えてきていて、これはアフターコロナで在宅勤務が促進されたことも大きいと思います。
具体的には、コアタイムなしのフルフレックスの勤務スタイルの採用だったり、育児休暇取得率100%を目指す取り組みだったり、女性が多い職場では生理休暇があるけど、男性は取得できないので、その代替制度が用意されていたり、女性だけでなく男性も含め、社会、家庭と調和させながら、社員の生産性を会社全体で引き上げていこうという意思を感じました。
また、参加の皆さまの世代の違いも良い意味で刺激的で、仕事も、家庭も、育児も、介護も、家庭の理解と会社の支援を受けながら、自分のキャリア感に悩みながらも見定めて、日々頑張っている女性の先輩を見ると、若い人から見るとスーパーウーマンに見えて「そんなことできるのかしら?」的な直接的な質問も多く、とても良い場だったと思います。
様々な違いを多様性として、まず認識し、自分なりに理解し、そして積極的に巻き混んでいく、その思考をスタートさせるという意味で、若い方に、そしてその経験を社会に還元していくという意味でも、参加者全員にとって良い交わりだったのではと、思っています。
皆さんの個別のキャリアについてはどのようなトピックがありましたか
まず、皆さま大変、エネルギッシュで世の中の変化に合わせ、柔軟に仕事や考え方を適応させていると思います。不景気でなかなか就職先としてのご縁がなかったり、就職しても自分のイメージとの乖離に悩まされていたり、出産や家族の都合で退職せざるを得ない状況になったり。
一般的に女性の方が男性よりもライフイベントが早く、そしてその落差も大きいかもしれません。その変化に対して、自分なりの理解や適応していくためのコツだったり、人生を前向きなエネルギーで捉え直して。
さらに進んでいく、そんなイメージを持つことができました。
その他、どんなトピックがありましたか
ご参加いただいた皆さまは女性マーケターなので、少しBrazeを活用した取り組み、それから弊社からは最新機能アップデートなどをご紹介させていただきました。皆さま、まさにクリエイティビティーとテクノロジーを組み合わせ、顧客の心理の変化を捉えながら、自社の製品・サービスの魅力を伝え、素晴らしい施策を展開されています。
このテーマの話の中から、さらに取り組みを昇華させ、Braze Bonfire(ユーザー会)の取り組みの中で、女性ユーザー分科会の立ち上げに関する前向きなエネルギーも同時に感じることができる良いきっかけとなりました。
私たちはこれからも社会や会社、個人の多様性を理解と行動のきっかけとなるようなこのような取り組みを継続的に推進していきたいと思います。
パネラーの皆様の声
アイスタイル 奥家さん
「今回、参加者のみなさんと意見交換できたことをとてもうれしく思います。様々な年代、役割の女性たちとお話しする中で、ライフステージや環境によってキャリアやプライベートの優先順位は人それぞれであることを改めて実感しました。今後もこのような活動を通し、どんな時でも自分の決定に自信を持つことができ自信を持って選択していける、そんな仲間たちが増えていくのを楽しみにしています。」
パーク24 堂坂さん
「あまりこういった女性のキャリアにフォーカスしたイベントは参加した経験がなかったのですが、いろんな方のお話しを聞いてとても興味深かったです。お話しを通じて、男性とか女性といった軸ではなく、いろんな人がいろんな形で活躍できる社会の実現が今後は不可避であることを再認識しました。とてもいい機会をいただきありがとうございました。」
オーケー 萬代さん
「社会的な人手不足を解決するためにも、多様な働き方をより受容していく必要があると思っています。そのために、個々が置かれているライフイベントやキャリアイメージを理解していく必要があり、その理解する方法の一つとして、今回の会はとても有意義だと感じています。素敵な会を開催いただき、本当にありがとうございました。」
社会と会社と自分のあり方を多様性と巻き込み思考で考えていきたいという方、ぜひまたご参加ください。