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LINEのカードタイプメッセージの作り方や配信の流れを紹介!活用メリットや種類ごとの特徴も解説

Team Braze 作成者: Team Braze 2024/11/18

LINEのカードタイプメッセージは、顧客に複数の商品・サービスの情報を同時に届けたいような場合に重宝する機能です。商品やサービスの魅力を視覚的に伝えられるなど、さまざまなメリットがあります。

この記事では、LINEのカードタイプメッセージの作り方やメリット、種類ごとの特徴や配信の流れなどを解説します。

1. LINEのカードタイプメッセージとは

LINEのカードタイプメッセージとは、カルーセル形式(スライドで動く複数のパネルカード形式)のメッセージを配信できる機能です。LINEのマーケティング向け機能の一つとして使われています。


1.1. カードタイプメッセージの概要

    カードタイプメッセージの特徴は、一つのメッセージ内に多くの情報を集約できる点にあります。例えば、商品メニューA・B・Cの画像を提示し、最後のカードで「詳しく知りたい方はこちら」として一覧ページに誘導すれば、顧客に自社商品のイメージや世界観を素早く共有できます。

    また、カードタイプメッセージには用途別に4種類のテンプレートが用意されているため、自社の目的に合わせて簡単に作成できるのも魅力です。


    1.2. リッチメッセージとの違い

      LINEには、カードタイプメッセージと同様にマーケティングに役立つメッセージ機能として、リッチメッセージと呼ばれる機能があります。両者の違いは以下の通りです。

      メッセージ種別

      特徴

      カードタイプメッセージ

      • カルーセル形式で複数のカードを配信できる

      • 多数の情報をまとめて届けるのに向いている

      リッチメッセージ

      • 画像とテキストを一つのコンテンツとして配信できる

      • とっておきの情報を伝えるのに向いている


      多数の情報を同時に届けるならカードタイプメッセージを、必ず目を通してほしい情報を伝えたい場合はリッチメッセージを、と使い分けをするのがおすすめです。

      リッチメッセージの詳細は以下で解説しています。

      >>LINEの「リッチメッセージ」とは?活用メリットや作り方・配信まで徹底解説!



      2. カードタイプメッセージの活用メリット


        カードタイプメッセージをLINEマーケティングに活用するメリットを具体的に確認していきましょう。


        2.1. 商品やサービスの魅力を視覚的に伝えられる

          カードタイプメッセージでは、商品やサービスの魅力を画像も用いて伝えることができます。おいしい料理やおしゃれな洋服のような、テキストだけでの訴求が難しい商材も、視覚的にその魅力を届けられます。

          2.2. 一度に複数の訴求ができる

            一度に多数の情報を配信できるのもカードタイプメッセージの長所です。近隣のおすすめ賃貸物件情報をまとめて伝え、気になる物件の詳細を確認してもらうなど、複数のコンテンツの訴求を同時に行う際に重宝します。


            2.3.ユーザー属性に合わせた効果的な配信が可能

              カードタイプメッセージは、ユーザーが望む情報を取りこぼさずに届けやすい点でも優れています。また、ユーザーの属性から絞り込み、効果の期待できる任意の顧客層にのみアプローチをすることも可能です(LINE公式アカウントのターゲットリーチが100人以上いる場合)。


              2.4. クリック分析で改善や戦略の見直しが可能

                効果の測定が容易であるのもカードタイプメッセージの魅力です。配信時にはカードごとにクリック数とインプレッションが記録され、管理画面から簡単に確認できます。反応の悪いカードを速やかに差し替えることで、施策の質を高めていけます。

                3. カードタイプメッセージの種類は4つ

                カードタイプメッセージには4つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。各タイプの概要や設定できる項目、活用例を見ていきましょう。

                3.1. プロダクトタイプ

                  プロダクトタイプは、商品画像や価格、説明文などを記入できる、カードタイプメッセージでもっとも基本となる形式です。料金を含めて自慢のメニューを紹介するなど、商品やサービスの訴求に適しています。

                  【設定できる項目】

                  • タグ

                  • 写真(必須)

                  • カードタイトル(必須)

                  • 説明文

                  • 価格

                  • アクション(※クリック後の動作)


                  【活用シーン例】

                  • 飲食店が料理メニューを紹介する

                  • セール品や新商品、サービスなどを提案する


                  3.2. ロケーションタイプ

                    ロケーションタイプは、場所や建物を紹介するのに適した形式です。住所や位置情報を登録できるのが特徴で、クリック時にはGoogleマップへ遷移するようにも設定できます。

                    【設定できる項目】

                    • タグ

                    • 写真(必須)

                    • カードタイトル(必須)

                    • 住所&位置情報

                    • 追加情報(時間もしくは価格)

                    • アクション

                    【活用シーン例】

                    • 実店舗の住所や位置情報、営業時間を伝える

                    • 近隣の賃貸物件情報や観光スポットを提案する


                    3.3.パーソンタイプ

                      パーソンタイプは、人物の紹介に便利な形式です。顔写真を大きく表示しつつ、人物の名前や説明を表示できます。

                      【設定できる項目】

                      • 写真(必須)

                      • 名前(必須)

                      • タグ

                      • 説明文

                      • アクション

                      【活用シーン例】

                      • 受講できる家庭教師を紹介する

                      • 在籍している美容院の先生(美容師)を紹介する


                      3.4. イメージタイプ

                        イメージタイプは、画像をメインコンテンツとして訴求する際に活躍する方式です。説明文などの設定項目がなくシンプルな構成で、写真が持つ魅力をストレートに伝えられます。

                        【設定できる項目】

                        • タグ

                        • 写真(必須)

                        • アクション

                        【活用シーン例】

                        • 視覚的な印象が大切なサービスを紹介する(例:ヘアカット、ネイル)

                        • 衣服の着用イメージを多様な角度から紹介する



                        4. カードタイプメッセージの作り方・配信方法


                          では、カードタイプメッセージの作り方と配信方法を見ていきましょう。


                          4.1. 管理画面から「カードタイプメッセージ」を作成

                            まず、LINE公式アカウントの管理画面LINE Official Account Managerにログインします。ログイン後は、左側のメニューより「メッセージアイテム」→「カードタイプメッセージ」と進み、中央の「メッセージを作成」を選択しましょう。


                            4.2. タイトルとカードタイプの選択

                              続いてタイトルを入力していきます。設定したタイトルは、プッシュ通知やチャットリストを介してユーザーにも表示されます。ここでは「テストメッセージ」としました。

                              タイトル入力後は、4種類のカードタイプを選択します。タイプ次第で項目は若干変わりますが、大まかな設定の流れは共通です。

                              今回は「プロダクトタイプ」を選び、カフェのメニュー紹介を想定して作っていきます。タイプの選択後は上記のような詳細画面が表示されました。


                              4.3. カードのデザインとレイアウトの設定

                                詳細画面の表示後は、左側のプレビューを見ながら、タグ(左上に表示されるテキスト)・写真・説明文・価格を順に設定していきます。

                                複雑な入力箇所はありませんが、画像は事前に準備したものを選択することになるため、上記の条件を確認しつつ用意しておきましょう。

                                価格まで入力したら、最後にアクションを設定します。アクションとは、カードをクリックした時の動作のことです。以下の5種類が選べるほか、設定しないこともできます(選べるアクションはカードタイプを問わず共通)。

                                【カードタイプメッセージのアクション】

                                • URL:指定のリンクに移動

                                • クーポン:クーポンの配布

                                • ショップカード:ショップカードの表示

                                • リサーチ:アンケートページへ移動

                                • テキスト:指定の文章で返答


                                今回は「このようなコーヒーがメニューにあります」と簡潔に伝える目的であるため、アクションはなしとしましょう。これで1枚目のカードは完成です。


                                4.4. カードの追加・もっと見るカードの追加

                                  2枚目以降のカードは、右上の「カードを追加」を選んだ後、同じ流れで作成します。上記はチーズケーキのカードをコーヒーと同様に設定したところです。

                                  任意の枚数を用意した後は、最後に同じく右上のボタンから「もっと見るカード」の設定を開きます。もっと見るカードはカードタイプメッセージの締めとして最後に表示されるもので、カフェの例であれば店舗の公式ホームページのリンクを貼るなど、重要な役割を持たせることができます。

                                  もっと見るカードの設定では、テンプレート画像を使わない「シンプル」か、任意の画像を用いる「写真」から選びます。ここでは「写真」を選択します。

                                  ラベル(表示されるテキスト)には、「当店のメニューはこちら」としてリンク先に架空のURLを設定しました。問題がなければ、最後に下部の「保存」をクリックします。


                                  4.5. メッセージを配信する

                                    カードタイプメッセージの保存後は上記の画面が表示されるため、「メッセージで配信」を選びましょう。誤って閉じてしまった場合は、左側メニューから「カードタイプメッセージ」に進み、右側の「…」→「配信」と進むと同じ画面に戻れます。

                                    最後に、配信先・配信日時・高度な設定を入力して配信手続きを取ります。配信先は、ターゲットリーチが100人以上いる場合はユーザーの属性で絞り込むことができますが、ここでは「すべての友だち」としました。

                                    高度な設定では、「LINE VOOMに投稿」「配信メッセージ数」「A/Bテストを設定する」「キャンペーンを設定」の4種類の追加オプションを利用できます。必要なものがあればチェックを入れ、ページ内の「配信」のボタンを押せば完了です。



                                    5. カードタイプメッセージの活用ポイント


                                      カードタイプメッセージの活用では、ほかのLINEの機能との組み合わせを検討すると、より魅力的な訴求を実現しやすくなります。

                                      例えば、LINE公式アカウントの友だち追加時に自動送信されるあいさつメッセージと組み合わせれば、上記のように自店舗に関心を持ってくれたユーザーへ機を逃さず自慢のメニューをアピールできます。

                                      リッチメニューと組み合わせるなど、ほかにも活用方法は多彩です。いろいろな方法を試しながら、より効果的なアプローチを検討していきましょう。



                                      6. Brazeを活用してLINE運用の最適化を

                                      LINEを活用したマーケティングの実現に課題を抱えている場合は、マーケター支援ツールBrazeの導入をぜひご検討ください。

                                      Brazeは、プラットフォーム内からのLINEを通じたメッセージ配信に対応しています。また、適切な送信タイミングやアプローチすべき顧客層に関して、AIの力も用いたインサイトを提供しています。Brazeを利用すれば、マーケターは、いつ・誰に・どのようなメッセージを配信すべきかと悩む必要はなくなります。

                                      もちろん、LINE以外の顧客チャネルによるアプローチも可能です。既存のマーケティング資産を活かしつつ、次の手段としてLINEを活用することもできます。

                                      >>LINE連携に関しての詳細はこちら

                                      Brazeの詳細をお知りになりたい場合や、マーケティングに関するご相談をお持ちの際は、以下のリンクよりお進みください。

                                      >>Brazeへのお問い合わせはこちら

                                      7. まとめ

                                        LINEのカードタイプメッセージは、複数の情報を顧客に訴求するのに向いたメッセージ形式です。複数の情報を一度に発信でき、効果の判断も容易なため、より効果的なマーケティングを実現できます。

                                        LINEをマーケティングに活用する際は、ここでご紹介した内容を参考に、自社の目的に適したメッセージの作成に取り組んでみましょう。


                                        【12月4日(水)12時より開催:ウェビナーのお知らせ】

                                        「 BrazeとLINEで実現するモバイルファーストの顧客エンゲージメント」


                                        Team Braze

                                        Team Braze

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