モバイルマーケティング


LINE公式アカウントの料金プランについて解説!それぞれの特徴やオプション機能について

Team Braze 作成者: Team Braze 2024/10/30

LINE公式アカウントは3つの料金プランに分かれており、メッセージ送信の上限数や向いている企業などが異なります。

この記事では、LINE公式アカウントの詳細や、各プランの料金、特徴、向いている企業、プラン変更の方法やオプション、便利なツールまでをご紹介します。

1. LINE公式アカウントとは

LINE公式アカウントとは、企業や店舗が顧客とコミュニケーションを取るために役立つ法人向けのLINEサービスです。以下の特徴と魅力があります。

【LINE公式アカウントの特徴・魅力】

  • 自社の顧客やユーザーに向けて、1対多数のメッセージ送信ができる

  • 多様なビジネス向け機能に対応(例:クーポン発行、ステップ配信など)

  • メッセージの効果測定が可能(例:配信数、クリック数、開封数など)

  • 動画や画像から自社サイトへ直接移動させやすい


通常の個人用LINEは1対1のやり取りを基本としていますが、LINE公式アカウントであれば多数のユーザーに一括でメッセージを送信できます。国内の月間利用者数が9,700万人(※)を超えるLINEを自社のマーケティングに活用できる手段として注目されています。

※2024年3月末時点

2. LINE公式アカウントの料金プランは3つ


    LINE公式アカウントの料金プランは、無料から有料まで、以下の3種類に分かれています。


    コミュニケーションプラン

    ライトプラン

    スタンダードプラン

    月額料金(固定費)

    0円

    5,000円

    15,000円

    月間無料メッセージ通数

    200通

    5,000通

    30,000通

    追加メッセージ送信

    非対応

    非対応

    対応(1通あたり最大3円)

    出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」を参考に作成。料金は税別。

    3つのプランの違いは、1ヵ月ごとに送信できるメッセージの数です。各プランの詳細と、それぞれどのような企業に向いているのかを見ていきましょう。


    2.1. コミュニケーションプラン(旧:フリープラン)

      コミュニケーションプラン(旧:フリープラン)は、LINE公式アカウントの取得時に自動で登録される無料プランです。1ヵ月に最大200通までメッセージを送信できます。

      例えば、友だち(自社のLINE公式アカウントと繋がるユーザー)が200人であれば月に1回、100人であれば月に2回全員へメッセージ送信ができる計算となります。

      【このような企業におすすめ】

      • まずはLINE公式アカウントがどのようなものか試してみたい

      • 厳選された少数の顧客とやり取りする方法を探している


      2.2. ライトプラン

      ライトプランは月額5,000円(税別)の料金で利用可能なプランです。1ヵ月に5,000通まで、LINE公式アカウントからメッセージを送信できます。

      例えば、友だちが1,000人であれば全員へ月5回、5,000人であれば月1回メッセージ送信ができる計算です。ビジネスの規模や形態によってはライトプランで十分なケースもあるでしょう。

      【このような企業におすすめ】

      • 比較的少数の顧客とやり取りを進めたい

      • マーケティングに関する費用をできるだけ抑えたい

      2.3. スタンダードプラン


      スタンダードプランは、月額15,000円(税別)の料金で最大3万通のメッセージを送信できるプランです。本プランのみ、追加料金を支払うことで上限(30,000通)を超えるメッセージの送信にも対応しています。

      追加メッセージの料金は送信するほど安くなる従量課金制で、1通あたりの単価は最大3円です。例として、月間で13万通のメッセージを送信する場合、料金は以下の計算となります。

      30,000通×0円(無料分)+50,000通×3.0円+50,000通×2.8円=290,000円

      ※表記は税別。単価は2024年9月時点

      予算が許す限りユーザーへアプローチできるため、大規模なマーケティングを行いたい企業に向いています。なお、追加メッセージの単価の詳細は以下のリンクをご確認ください

      スタンダードプラン追加メッセージ 価格テーブル

      【このような企業におすすめ】

      • LINEを通じて大規模なマーケティング施策を実行したい

      • 月間のメッセージ数が予測できない(3万通を超える可能性がある)


      3. 課金対象となるメッセージ・対象外のメッセージ

      LINE公式アカウントのメッセージには、課金対象になるものとならないもの(前述の無料送信件数に含まれないもの)があります。それぞれ以下の通りです。


      対象

      メッセージの種類

      課金対象となるメッセージ

      • メッセージ配信(絞り込み配信、ステップ配信含む)

      • Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」「Narrowcast API」

      課金対象にならないメッセージ

      • LINEチャットの送受信

      • 応答メッセージ

      • あいさつメッセージ

      • Messaging APIの「Reply API」

      出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」より引用 https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/plan/

      1対1のメッセージのやり取り(LINEチャットの送受信)や友だち追加時の自動応答(あいさつメッセージ)などは課金対象に含まれません。

      4. LINE公式アカウントの料金プランの変更方法


        LINE公式アカウントの料金プランは、登録時点ではコミュニケーションプランが自動で選択されており、以下の手順で変更できます。


        • STEP1:LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager:https://www.lycbiz.com/jp/login/)を開く

        • STEP2:設定→利用と請求→月額プランと進む

        • STEP3:任意のプランのアップグレードかダウングレードを選択する

        • STEP4:(※アップグレードの場合)お支払い方法の「追加」からクレジットカード情報を登録する

        • STEP5:利用規約やプラン詳細を確認した後、変更(購入)を選ぶ


        料金プランのアップグレードは月の途中でも反映され、現在のプランとの差額の支払いにより無料メッセージ数も差分だけ増加します。例えば、ライトプラン(月額5,000円、最大5,000通)からスタンダードプラン(月額1万5,000円、最大3万通)に変更した場合、1万円を支払い2万5,000通が送信できるようになります。

        一方、料金プランのダウングレードは申請の次の月から反映されます。タイミングが異なる点に注意しておきましょう。

        5. LINE公式アカウントのオプション機能

          LINE公式アカウントには多くのオプション機能が用意されていますが、ここでは代表的なものを4つご紹介します。

          5.1. プレミアムID

            プレミアムIDとは、LINE公式アカウントのID(アカウント名の後ろに自動で付与される英数字)を任意の文字列に変更できる有料オプションです。

            LINE公式アカウントの取得時には、ベーシックIDと呼ばれる、@+3桁数字+5桁英字(ランダム)の文字列が自動で付与されますが、プレミアムIDを申し込むと、@+任意の文字列(4~18文字以内)に変更できます。

            月額100円(税別)、年額1,200円(税別)で、LINE公式アカウントの管理画面の設定→利用と請求→プレミアムIDから購入できます。

            5.2. 友だち追加広告

              友だち追加広告とは、LINEのアプリ内に友だち獲得のための広告を出稿できるオプションです。任意の画像やテキストを用いて自社のLINE公式アカウントをLINEアプリ内で宣伝してもらうための機能に当たります。

              LINE公式アカウントを用いたマーケティングでは、いかに友だちの数(リーチできる顧客の数)を増やしていくかが鍵となります。1日当たりの予算を任意に設定する形で出稿費は必要とされますが、強力なオプションです。

              5.1. LINEで予約

                LINEで予約とは、LINE公式アカウントを通じて実店舗の来店予約ができるオプションです。メッセージやプロフィールなどに予約フォームへのリンクを設置する形で、ユーザーはLINE内で予約を完結できます。

                本オプションでは、予約数はもちろん、キャンセル数や実際の来店数などの数値を管理画面から確認できるため、データ分析にも重宝します。なお、利用に当たっては連携サービスの提供会社への申し込みが別途必要です。

                LINEで予約

                5.4. Messaging API

                  Messaging APIとは、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを実現するためのボットを作成できるオプションです。事前に設定した条件のもと、顧客へのメッセージの送信や返信を半自動化できます。

                  APIを用いる関係上、利用にはプログラミングの知識が必要ですが、「ある属性を持つ、もしくは特定のアクションを行ったユーザーにのみメッセージを送信する」といったパーソナライズされたアプローチも実現可能です。

                  6. LINE運用に合わせてBrazeも活用しよう

                    メールやプッシュ通知、アプリ内メッセージなどと同様に、LINE公式アカウントを用いたLINEへの配信を、マーケティングキャンペーンに取り入れたいと考えている企業様は、顧客エンゲージメントツールのBrazeの導入もご検討ください。

                    Brazeでは、エンジニアのリソースを必要とせずマーケター自身で自分のアイデアを形にできるようにシンプルなUIを採用しています。パーソナライズされたLINEのメッセージを適切なタイミングで適切なターゲットに送信するといった、本来であれば難しい作業も、直感的な操作でスムーズに実行できます。

                    また、LINE経由はもちろん、メールや自社アプリなど別のチャネルからのアプローチにも対応。まずは既存の顧客リストを活かしてマーケティングを進めつつ、徐々にLINE公式アカウントを発展させていくことも可能です。

                    Brazeの詳細や活用方法のご相談の際は以下のリンクよりお進みください。

                    Brazeに関するお問い合わせはこちら

                    7. まとめ

                    LINE公式アカウントは、企業がLINEを通じたマーケティングを進める際に役立つ法人サービスであり、料金はプランによって変動します。登録時には無料のプランが自動選択されていますので、まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

                    LINEを含めたチャネルミックスのキャンペーンを実施したいと思っている企業様は、ぜひBrazeへお気軽にお問い合わせください。

                      【12月4日(水)12時より開催:ウェビナーのお知らせ】

                      「 BrazeとLINEで実現するモバイルファーストの顧客エンゲージメント」


                      Team Braze

                      Team Braze

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