2024年12月6日、青山グランドホテルにてカスタマー向けカンファレンス「Year-End Bonfire Japan 2024」を開催いたしました。
多様な業種・業態のマーケターが100名以上参加、株式会社ココナラと株式会社サイバーエージェントのユーザー事例セッションを中心に、データドリブンなアプローチや、Brazeを利用したマーケティング施策などの事例が紹介され、参加者にとって有益な知見が得られるイベントとなりました。
後半はBraze導入企業、および個人を表彰する「Torchie Awards 2024」授賞式とNetworkingが開催され、盛会のうちに終了いたしました。
Braze株式会社 カスタマーサクセス部 部長 吉永 敦の開催の挨拶とともに「Year-End Bonfire Japan 2024」が開会いたしました。
株式会社ココナラが推進するマーケティング戦略とBraze カタログの活用事例
ユーザー事例紹介は、Braze株式会社 シニアカスタマーサクセスマネージャー 紺野 賢がモデレーターを務め、株式会社ココナラ マーケティング部 部長 清水 敬大 氏とマーケティング部 CRM & MOps スペシャリスト 川嶋 卓也 氏をお迎えして、データドリブンな意思決定とリアルタイムマーケティングについて語りました。
株式会社ココナラはビジネスからプライベート利用まで740以上のカテゴリ、90万件のサービスを売買可能なビジネスモデルが特徴です。
多種多様なユーザーの属性や行動データをもとに、購入確率を予測し、どのフェーズのユーザーであっても効く施策については広くカバーする施策(面の施策)として実施するとともに、ユーザーのカスタマージャーニー(線)を細分化し、各フェーズでの価値訴求の強化について紹介されました。
また株式会社ココナラ 川嶋氏からは、Braze カタログを利用しエンジニアの工数をかけず、整備済みの機能だけで実現された具体的な施策例として「オンボーディングメール」の紹介があり、さらなるユーザー体験の向上や最先端のオムニチャネルマーケティングを用いた施策が共有され、参加者にリアルタイムかつパーソナライズされたユーザー体験の重要性を述べました。
Braze導入を通じたマーケティング改革と導入メリット
続いて、株式会社サイバーエージェント 彦坂氏は 「Ameba」が2024年9月に20周年を迎えたことに触れ、Braze導入を通じたマーケティング改革のプロセスおよび、成功と失敗を通して得られた教訓を語りました。
Brazeの導入は旧システムからの移行をわずか2ヶ月で完了しました。
早期に移行を成功できたポイントは専任のプロジェクトチームを編成し、導入から運用までを同じチームで統括、APIやデータの連携を迅速に進めた結果、円滑なシステム移行を実現しています。またBrazeを活用したパーソナライズメッセージで、DAU(デイリーアクティブユーザー)の102%成長を実現したことや、Push通知の配信フローをシステム化することで、運用工数がゼロになり、チームのリソースを他の施策に振り向けることが可能になった点など、Braze導入によるメリットを紹介しました。
失敗事例については定期的に棚卸し会議を実施して、利用価値の低いイベントを整理、マニュアル作成や勉強会の開催で、全体的なスキルアップを図るなどの解決策を講じています。
適切なプロジェクト体制の構築、データとユーザー行動に基づく施策設計、持続可能な運用体制の整備など、データドリブンなマーケティング手法を模索する多くの参加者にとって、大変有益な内容でした。
「Torchie Awards 2024」4つの部門賞の受賞企業・受賞者を発表!
後半は、Braze導入企業、および個人を表彰する「Torchie Awards 2024」授賞式を開催、4つの部門賞の受賞企業、個人を発表しました。
Torchie Awards 2024 Awardのリリースはこちら
Rising Marketing Star 受賞者
チームに貢献し、成果を上げた方を表彰します。
・1位:株式会社Fuji Culture X 河野 杏子 氏
・2位:株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント 宇田 忠扇 氏
・3位:株式会社ココナラ 川嶋 卓也 氏
Marketing Leader 受賞者
成果を上げているマーケティングチームを牽引するリーダーの方を表彰します。
・1位:株式会社ギフトモール 戸田 峻太郎 氏
・2位:株式会社 令和トラベル 豊田 麻未 氏
・3位:マネーフォワードホーム株式会社 山中 哲太 氏
Campaign of the year 受賞企業
エンゲージメント・マネタイズ・リテンションなど、ビジネスインパクトをもたらした施策を実行した企業を表彰します。
・1位:株式会社ディー・エヌ・エー / Pococha事業部
・2位:株式会社リロクラブ
・3位:株式会社アルク
Collaboration team of the year 受賞企業
組織のサイロ化を解決し、コラボレーションを発揮した企業を表彰します。
・1位:株式会社サザビーリーグ エーアンドエスカンパニー
・1位:イオンモール株式会社
・3位:株式会社cocoloni
最後に
Networkingではユーザー同士の活発な交流があり、カンファレンスは幕を閉じました。
Brazeは日本企業のマーケティングにおいて、新たなアイデアやパートナーシップを生み出し、ビジネスのさらなる成長に向けた支援を継続してまいります。