Brazeの構築


短期でROIを実感するBraze導入のリアル。契約後、60日で最初の施策を展開。

Ota Junko 作成者: Ota Junko 2024/10/18

Brazeを導入いただく際に目標にしていること

Brazeでユーザ企業様の初期導入支援を担当している太田です。

Brazeでは、プラットフォームをご契約いただいた企業様にオンボーディングサービスを提供しています。そのサービスのご提供期間中に私たちが大切に思っていることはBrazeの価値をより早く感じていただくことです。Brazeの価値とは、実施した施策により、直接的にまたは間接的に売上に貢献すること、または運用効率が改善することです。

ユーザ企業様からよく「ツールを導入したのに半年も1年も経過しているのに、一向に施策が開始できない。投資回収できる時期はいつ?」と耳にするケースも少なくありません。

Brazeの導入プロジェクトでは、まず施策のディスカッションと必要なデータの洗い出しから始まります。ここで重要なポイントは全て洗い出すのではなく、最初のフェーズで開始する施策に必要なものだけに絞る、ということです。すべてを洗い出そうとすると、半年後、1年後に実施したい施策に思考がおよび、なかなか要件が決まらない、ということに陥りがちです。

そのため、Brazeを使って最初に開始させる施策を2、3つに絞って進めて行くのをおすすめしています。また目標としてユーザ企業様が契約してから、60日以内に最初の施策を開始する、というのを1つの基準としています。


導入ステップ


マーケターが半年後、1年後に実施したい施策を考え、それを見越してデータ連携を設計するのは不可能です。まずはすぐに実施したい施策のみにフォーカスし、素早く小さく始めて、徐々に施策数や必要なデータを追加していくことをお勧めしています。

また、ツールをマーケター自らが操作、運用できることを目指し、パートナーの力を借りなくても、自走できるようになるトレーニングプログラムも実施しています。


導入ステップの違い

システム導入やシステム開発の際にはいくつかの手法がありますが一般的には以下のウォーターフォール型とアジャイル型に分類されます。ウォーターフォールとアジャイルの大きな違いは、そのプロセスの進め方にあります。ウォーターフォールは上から下に各工程を後戻りしない前提で進めていく手法で、アジャイルは、優先順位をつけ、小さくすばやくスプリントを繰り返していく手法です。

施策開始までのサンプルスケジュール

上記のアジャイル型を選択した場合、オンボーディングプロジェクト中に最低2、3回スプリントを回すことができ、早期立ち上げとツール運用へ向けての準備が整います。

ウォーターフォール型が必ずしも悪いというわけではありませんが、開発工数とタイミングに制約があるユーザ企業様においては、どうしてもウォーターフォール型になってしまいがちです。例えば、開発部署から「1回で要件をまとめて出して欲しい」と言われている。外部パートナーから「見積もり対象を一括で出して欲しい」と言われるケースです。こういう場合は、まずはアジャイル型の導入方法に切り替えられないか?と相談、説明をし、それでも難しい場合はウォーターフォール型になります。

アジャイル型導入のメリットは、QuickWin!初期段階における成功実績を早めに感じていただける点にあり、また結果が出ていない施策に対しては早い段階で軌道修正が可能です。

これまで担当させていただいたユーザ企業様から共通して「ツールの使い方がわかってきたら、あんな施策やこんな施策もできそう!とどんどんアイデアが湧いてくるんです!」とコメントをいただきます。

そのために私たちは、"早く" "簡単に" ツールを使いこなしていただくお手伝いを全力でさせていただきます。

【これまでにお客様からいただいたコメント】

大手メーカー様

「オンボーディングチームの皆さまのサポートのおかげで無事にMAのリプレイス、導入を進めることができました。」

大手スーパーマーケット様

「ツールを触るのが初めてのメンバーにここまでトレーニングしていただき、無事に運用が開始できました。」

サイト運営企業様

「垂直立ち上げで一番売上が見込める時期に間に合いました!」


短期でツール導入を成功させるポイント

  1. 優先度を大胆に決める

  2. 導入プロジェクトの担当者をアサインする

  3. 開発チームの協力は不可欠です(フレキシブルに対応してもらえる関係性を構築しておきましょう)

  4. エグゼクティブスポンサーとプロジェクト成功の基準を握る

  5. 明確なKPIと効果検証のタイミングを決める

上記5つの観点がスムーズにできるユーザ企業様は短期で施策が開始できる傾向にあり、最短2週間でメールの配信を開始した実績があります。

Brazeを導入することによって、最小限の工数で最初の施策が開始できます。これまで他のマーケティングツールでは諦めていたリアルタイムでのコミュニケーションやCRMの基盤作りを最短ルートで成功させましょう!


Ota Junko

Ota Junko

サービスデリバリー部 部長
新卒で日本総研に入社し、三井住友銀行の決済システムの運用と保守を担当。その後デジタルマーケティングの業界に転身し、アパレル企業、製品ベンダー、コンサルタントと様々な立場で長年デジタルマーケティングに携わる。2021年2月にBrazeに入社し、Brazeをご契約いただいたユーザ企業様の初期導入支援を担当。

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