LINE


LINEの「リッチメッセージ」とは?活用メリットや作り方・配信まで徹底解説!

Team Braze 作成者: Team Braze 2024/11/15

LINEのマーケティングを成功させるためには多様なメッセージ機能を使いこなす必要があります。リッチメッセージもその一つです。

この記事では、LINEのリッチメッセージの概要やメリット、作り方と配信の流れ、作成のポイントや活用方法などを解説します。

1. LINEのリッチメッセージとは

    LINEのリッチメッセージとは、画像とテキストを一つのコンテンツとして配信できるビジネス向けの機能です。視認性と開封率に優れた顧客へのアプローチ手段として重宝されています。


    1.1. リッチメッセージの概要

      リッチメッセージを送信すると、ユーザーのトーク画面にはテキスト付きの画像として大きく表示されます。割引キャンペーンの開催や新製品の登場など、宣伝したい情報を簡潔かつ速やかに伝えられるのが特徴です。

      また、リッチメッセージではクリック時のリンク先も柔軟に指定できます。各種詳細ページだけでなく、LINE公式アカウントのクーポン配布ページに遷移させるなど、ほかの施策とも組み合わせられます。


      1.2. リッチメニューとの違い

        LINEにはリッチメニューと呼ばれる機能もありますが、こちらはトーク画面の下部に固定表示できるメニューパネルのことです。メッセージ機能であるリッチメッセージとは異なります。

        ただし、リッチメニューも、クリック率の高さや効果測定の容易さからLINEマーケティングで重宝する機能の一つです。詳細は以下のページでご確認ください。

        >>LINEのリッチメニューとは?概要から作成・設定方法、活用事例まで徹底解説



        2. リッチメッセージの活用メリット

        では、リッチメッセージを活用するメリットを具体的に確認していきましょう。

        2.1. ユーザーの目に留まりやすい

          リッチメッセージは、テキスト付きの画像として大きく表示されます。テキストのみのメッセージと比べてトーク画面内で目立ち、ユーザーの目に留まりやすいのが魅力です。「今だけ○○%OFFクーポン配布中!」のような多くの顧客に届けたい情報を宣伝するのに適しています。


          2.2. リンク先へ遷移してもらいやすい

            視認性の良いリッチメッセージはユーザーの興味を引きやすく、クリックしてもらいやすい傾向にあります。任意のリンク先を設定することにより新商品の詳細を伝えたり、クーポンを配布したり、来店予約やお問い合わせを獲得したりと、自社の目的に合わせたゴールを設定できます。

            3. リッチメッセージの作り方から配信までの流れ

            続いて、リッチメッセージの作り方と配信の流れを見ていきましょう。


            3.1. Web版で管理画面を開く

              最初に、WebブラウザからLINE公式アカウントの管理画面、LINE Official Account Managerを開きます。画面の左下、LINE公式アカウントの「管理画面にログイン」に進みましょう。

              ログイン後は、左側のメニューより「メッセージアイテム」→「リッチメッセージ」と進み「リッチメッセージを作成」を選択します。


              3.2. タイトル・テンプレート設定

                作成画面を開いたら、まずは今回のリッチメッセージのタイトルを入力しましょう。タイトルは、プッシュ通知やチャットリスト(トークリスト)にてユーザーの目にも触れます。

                次に、中央のテンプレートの右横にある「変更」より、リッチメッセージの形状を選択します。デフォルトでもシンプルで扱いやすい正方形(幅1040px × 高さ1040px)のテンプレートが選ばれていますが、必要に応じて変更しましょう。


                3.3. 画像の作成・設定

                  続いて、今回のリッチメッセージに用いる画像を準備します。

                  「画像」→「選択」を選ぶと、上記のように作成済みの画像をそのまま利用するか、この場で編集するか(作成するか)を選べます。


                  3.3.1. 作成済みの画像をそのまま設定する場合

                    作成済みの画像を利用する場合は、「画像をそのまま適用する」から任意の画像ファイルを選ぶのみです。画像を選択すると、左側のプレビューに反映されます。

                    なお、リッチメッセージに利用する画像はファイルサイズが10MB以下かつ以下の幅・高さであることが求められます。


                    テンプレート

                    サイズ

                    正方形

                    幅1040px × 高さ1040px

                    横長

                    幅1040px × 高さ350px

                    幅1040px × 高さ700px

                    幅1040px × 高さ585px

                    縦長

                    幅1040px × 高さ1300px

                    幅1040px × 高さ1850px

                    カスタム

                    幅1040px × 高さ520px~2080px

                    出典:LINE Official Account Manager「デザインガイド」より引用※2024年10月時点


                    3.3.2. 画像を作成する場合

                    新規に画像を作成する場合は、「画像を編集して適用する」を選び、上記の白いキャンバスを使って準備を進めます。下側のメニューは、左から順に、戻る・進む・テキスト追加・画像アップロード・背景色追加・枠線追加・削除の機能を持ちます。

                    上記は、背景色をグレーに変更し「テスト」とテキスト入力をした状態です。改善の余地はありますが、ここでは右上の「ファイルに保存」からデータを保存し、「適用」で完了とします。

                    リッチメッセージを通じたLINEマーケティングの成功には、魅力的な画像が必要不可欠です。画像は可能な限り事前に準備しておくことをおすすめします。


                    3.4. アクションの設定・保存

                      画像の設定後は、リッチメッセージのアクション(クリック時の動作)を定めます。リッチメッセージのアクションには以下の3種類が設定できます。

                      • リンク:指定のURLへ移動

                      • クーポン:LINE公式アカウントで作成したクーポンの配布

                      • テキスト:指定のテキストで自動返信

                      今回はリンクを選び、Brazeの公式サイトを遷移先URLとします。アクションラベルとは読み上げ用の文章のことで、テストとして「リンクに移動」と入力しました。最下部の「保存」を選択すれば、リッチメッセージ

                      の作成は完了です。

                      3.5. メッセージを配信する

                        リッチメッセージの保存後は、表示される上記の画面から「メッセージを配信」を選びます。誤って閉じた場合は、左側メニューから「リッチメッセージ」を開き、右側の「…」から「配信」を選択すると元の画面に戻れます。

                        リッチメッセージの配信前には、配信先・配信日時・高度な設定の3項目を設定できます。配信先は、ターゲットリーチが100人以上いる場合、属性からターゲットを絞り込むことも可能ですが、ここでは「すべての友だち」としました。配信日時では将来の配信予約ができます。

                        また、高度な設定として「LINE VOOMに投稿」「配信メッセージ数」「A/Bテストを設定する」「キャンペーンを設定」の4項目の設定も可能です。

                        任意の設定後は、最下部か右上の「配信」を押すと、今すぐあるいは指定日時にリッチメッセージが配信されます。



                        4. リッチメッセージを作成する際のポイント


                          リッチメッセージの作成は簡単ですが、成果を上げるためには意識しておきたいポイントもあります。


                          4.1. 情報を詰め込みすぎないようにする

                            特に大切となるのは、過度に情報を詰め込まないことです。リッチメッセージは情報を簡潔に伝えられるのが長所であり、パッと見て何の宣伝かわからないほど複雑にしてしまうと真価を発揮できません。シンプルな画像にプラスして、ごく短いテキストを追加する構成がおすすめです。


                            4.2. ユーザーアクションを促すテキストを盛り込む

                              テキストには、宣伝内容に加えてクリックしたら何が起こるのかを簡潔に盛り込み、ユーザーのアクションを促すことが重要です。例えば、初回購入者のリピーター化を目指すクーポンの配布であれば、テキストには「2回目の購入で○○%割引」「限定割引クーポン獲得はこちら」のように、内容とクリック後に得られるメリットを記載しましょう。


                              4.3. A/Bテストを行い最適化する

                                リッチメッセージは、配信時の高度な設定から「A/Bテストを作成」にチェックを入れることでA/Bテスト形式で成果の測定ができます(ターゲットリーチが5,000人以上の場合のみ)。複数のパターンのリッチメッセージを用意し、それぞれの効果を見比べて、内容を最適化していきましょう。



                                5. リッチメッセージを活用する方法

                                  LINEマーケティングでリッチメッセージを利用するうえでより大きな効果を期待できる活用方法を3つご紹介します。


                                  5.1. クーポン利用の促進

                                    クーポンの配布はリッチメッセージで王道といえる活用例です。LINE公式アカウントから配布できるクーポンをリンク先に設定すれば、各種宣伝からクーポン付与までの流れをLINEアプリ内で完結できます。同じく、LINE公式アカウントの予約機能を用いれば、来店予約までをLINEアプリ内でまとめることも可能です。


                                    5.2. キャンペーンの告知

                                      「本日限定!全品20%OFFタイムセール実施中」のような速やかに宣伝したいキャンペーンの告知も、リッチメッセージの得意分野です。即時を含む好きなタイミングで配信でき、開封してもらった瞬間に情報が伝わります。

                                      例えば、飲食店が当日の予約状況を見ながらディナータイムの割引を行うといった取り組みも可能となります。


                                      5.3. 商品ページへの誘導

                                        商品ページへの訪問を促すための第一歩としてもリッチメッセージは活躍します。とっておきの商品画像に「もう○○には悩まない」などと顧客の心をくすぐる訴求文を添え、リンク先に詳細ページのURLを設定しておけば、多数のユーザーの訪問が期待できるでしょう。

                                        6. LINEを効果的に運用するにはBrazeの活用がおすすめ

                                          LINEマーケティングの成果をより拡大させたいなら、マーケター支援ツールBrazeの導入もご検討ください。

                                          Brazeは、LINEを通じた顧客へのアプローチに対応しています。特定の顧客層へ絞ってLINEのメッセージを送信したり、効果の測定をBraze側で簡単に分析できるため、LINEマーケティングの成果をより自由かつ容易に向上できます。

                                          もちろん、LINE以外のコミュニケーション手段との併用も可能です。アプリからのプッシュ通知も駆使するなどのクロスチャネルなアプローチにより、顧客の購買熱を高められます。まずは以下のリンクから、貴社のマーケティングの悩みや解決したい課題をお知らせください。

                                          >>LINE連携に関しての詳細はこちら
                                          >>Brazeのお問い合わせはこちら


                                          7. まとめ

                                          LINEのリッチメッセージとは画像とテキストを組み合わせて送信できる機能であり、任意のリンク先にユーザーを誘導しやすい、ユーザーが得られるメリットを明確に伝えやすいなどの魅力があります。

                                          この記事の内容を参考に、ぜひLINEのリッチメッセージを活用してみましょう。


                                          【12月4日(水)12時より開催:ウェビナーのお知らせ】

                                          「 BrazeとLINEで実現するモバイルファーストの顧客エンゲージメント」


                                          Team Braze

                                          Team Braze

                                          関連コンテンツ

                                          コマンドプロンプトはどう使う?起動の仕方や基本的のコマンドを紹介

                                          もっと読む

                                          LINEのカードタイプメッセージの作り方や配信の流れを紹介!活用メリットや種類ごとの特徴も解説

                                          もっと読む

                                          クロスチャネル

                                          LINE 公式アカウントとの連携機能の提供開始〜日本や他のアジア地域におけるモバイルファーストの顧客とのつながりを強化〜

                                          もっと読む